2011年4月28日木曜日

東日本大震災 東京電力福島第1原発 99



これから東日本大震災に関して、私の大先輩にあたる方がまとめた情報を発信します。
これらの情報は新聞、テレビのネット版、2ちゃんねる、またいろいろの人のブログから拾ったものだそうです。





ついに集計結果発表!台湾の新聞にお礼の広告を出す「募金」がすごい金額に!![04/27]

日本人デザイナー木坂麻衣子さん(maiko kissaka)の呼びかけで始まった「謝謝台湾計画」。
日本に義援金を集めてくれた台湾に対して、日本人として台湾の新聞に公告を出したい。そんな彼女の呼びかけで18日から26日までネット上でスタートした募金活動でしたが……
募金締切の本日、いよいよ集計結果がブログ「謝謝台湾計画」で発表されました! その総額、な、なんと!! 19245494 !!!
2000
万円に近い巨額が、たった一週間で集まりました。振込み件数は6015件、通帳は24冊分です
(累計は26日分までですが、そのあとに振り込まれた27日分も含まれます)。
集められた募金は、台湾新聞社2社への広告金240万円に充てられるほか、日本赤十字社を通じて全額、被災地への義援金に充てられます。気になる台湾への広告掲載の日付は、「53日」に決定したそうです! この後の経過報告が楽しみですね! 
編集部は多忙な木坂さんにお願いして独占取材をしてみました。
まず、このようにたくさんの金額が集まったことに、今どのようなお気持ちですか?
「びっくりです。はい。まさか1900万円以上とは思いませんでした」
ここまで集まるとは誰も予測してなかったのではないかと思いますが
「ですよねー。無名のフリーランスのデザイナーの企画にお金出すなんて(笑)」
ここまで信用されるというのは、本当にすごいです。何が理由だったんでしょう?
「最初は信用されてなかったと思います。まあ、私が募金する立場でも考えますし。でも、お金を預かるわけですから、そこだけは徹底的にクリアにしようと思いました。証拠写真などをできるだけUPするようにしました」
はい、かなり徹底して報告していましたよね
「あとは、西村幸祐先生や西村博之氏、芸能人のいとうまいこ さんがかなり早い段階でリツイートしてくれたのも、大きな助けになったと思います」
募金活動成功の背景には、あらゆる協力者の存在があったということですね?
「ですです! そもそも私が中国語ができないのに台湾に広告を出すのですから、ツイッターで集まってくれた中国語ネイティブの方や現地にお住まいの方が文言を考えてくれました。あと、ボランティアで会計士を申し出てくれた方もいらして。これは本当にお金を預かるという点で助かりました。銀行の口座申請のときも会計士がついていますから! と説明できたし」
ところで、賛同する意見が多いなか、人によってはそう思わない人もいるようですが……
「ブログにも書いたのですが、私は人の数だけ正義は存在すると思ってます。ですからこの方も信じるものがあって、そう主張されているのだと思いますので「間違っている」とは思いません。海外に出たり、外国の人と接するときには「日本人」として見られていますしね。 ただ、あくまでも私はお礼をいう相手である、台湾の人達が不愉快になったり、悲しい思いをしない事が大事だと思っています。日本の中では、この計画に関してはこれからも賛否両論あると思います」
質問はまったく変わりますが、こんなに苦労したのに木坂さんに収入はないというのは本当ですか? 
フリーという職業柄、相当大変だったのでは
「収入なんかないですよ!(笑)あったらアウトですって。まあ、震災の影響でちょっと時間もあったし。自衛隊やお医者さんのように直接、被災地の方のためになるようなスキルもないですからね。何が自分にできるかな、というのはちょっと考えていました」
お会いするといつもげっそりとされていたので大変さが伝わってきました。何かをしてあげたい、という気持ちが木坂さんを突き動かしたんですね?
「げっそりですか? いまだに丸顔ですけどね(笑) ええと、単純にお礼いいたいなあ。と、まあそれだけですね。すみません、シンプルすぎて」
今後の新聞掲載報告も楽しみにしています。何か最後に伝えたいことはありますか?
「本気出すッ!」
以上 お忙しいなか、ありがとうございました!

募金活動から運営、そして参加者のみなさんの意見をできるだけ広告のデザインに反映させるなど、なかなかのご苦労だったようです。ブログの報告によると、今後は自由時報社への振込とその残高報告、余剰金の日本赤十字社への振込をこのブログにて順次UPして行くそうです。報告を待たれたし!
最後に、「今日以降のお振込は絶対になさらないでください」と木坂さんも念を押しています。皆さんご協力の程を! (文=ricaco
参照元:「謝謝台湾計画」(http://bit.ly/hq66gT http://youpouch.com/2011/04/27/153058/


マクドナルド、震災影響で休業中の十数店舗を閉鎖へ 「復旧しても復興が期待できない店舗は戦略的に閉める」
 日本マクドナルドホールディングスの原田泳幸社長は27日の2011年1~3月期の決算発表会見で、東日本震災の影響で、現在も休業している33店舗のうち、十数店舗は営業再開しない方針を明らかにした。東京電力福島第1原発周辺にある店舗などが対象になる見込み。
 原田社長は、閉鎖の理由について「復旧しても復興が期待できない店舗は戦略的に閉める」と述べた。
                 産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/



NTT、政府へ電力量使用制限の際の自社への配慮を要請
 NTTの三浦惺社長は27日の記者会見で、政府が今夏発動する大口電力使用制限令について
「通信は24時間365日のサービス提供が欠かせない。政府に産業の特殊性を説明し、配慮を要請している」と述べ、適用除外も含めた使用制限の弾力的な運用を政府に求めていることを明らかにした。
 三浦社長は、交換機などの熱を冷ます空調の設定温度の引き上げなど使用電力削減に取り組む考えを示す一方、「通信は製造業のように生産地の代替や稼働日の変更などができない」と説明した。また夏季休暇の長期化や社内サマータイムの導入、在宅勤務の積極取得などを通じてオフィスでの電力使用量は30%以上削減する方針を示した。
 1974年の石油危機時の電力使用制限では、NTT(当時は日本電信電話公社)は適用が除外された。                       http://www.nikkei.com



津波の恐怖伝える気仙沼の昔話 「みちびき地蔵」がネットで話題
津波で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市の昔話がネット上で話題だ。
津波をテーマにした「みちびき地蔵」というもので、海外サイトでも紹介された。しかもこの地蔵は実在するという。
1975
年から90年代中頃まで主にTBS系列で放送されたアニメ「まんが日本昔ばなし」の中に
「みちびき地蔵」という話がある。気仙沼湾にある離島、大島に伝わる民話だという。

昔、母親と幼い子どもが農作業の帰り、地蔵の近くを通りかかった。
この地蔵は「みちびき地蔵」と呼ばれ、翌日亡くなる人の魂が天国に導いて貰うため、挨拶に来ると言われていた。この日は子どもから年寄りまで大勢の人々の魂がお祈りをしていた。
母親は、「一体なぜこんな大勢」と怪訝に思うが、家に帰って夫に話しても「そんな馬鹿なことがあるものか」と相手にされない。しかし翌日、浜辺で何十年か振りに遠くまで潮が引き、普段なら潮が満ちてくる時間になっても、全く満ちなかった。
すると突然津波がやってきて浜辺にいた村人達を飲み込んでしまう。親子は高いところに逃げ無事だったが、61人の村人が亡くなったという。話は「今もこのお地蔵様はみちびき地蔵と呼ばれて、人々は花やお線香を絶やさないそうです」と結ばれている。

テレビでは1977年に放送されたこの動画が、震災から2日後の2011313日、YouTubeにアップされ、大きな反響を呼んだ。427 日現在までに約28万回再生された。「昔も同じことがあったんだなあ」「いま改めて見ると怖い話ですね」といったコメントも多数寄せられている。
また、このアニメでは津波発生前に地震の描写がないことから「震源地はチリとか外国か」といったものもあった。海外サイトでも「The guiding jizo」と紹介され、「この話が実話をベースにしているのは間違いありません。歴史は繰り返されます」などとブログでコメントされている。
この地域の民話に詳しいリアス・アーク美術館(気仙沼市)の川島秀一副館長によると、みちびき地蔵と呼ばれる地蔵が大島に実在する。いつごろから「みちびき地蔵」と呼ばれたかは不明だが、1770年代に祀られた記録があり、昭和の時代にお堂が建て替えられたという。
その(日本昔ばなしの)話は知りませんでしたが、こんな話もあります。
昔、大きな地震があったとき、逃げ惑う人々に指示を出した人がいました。この人の後を付いていって助かった人々が、お礼をしようと思って探しましたが、結局見つからず『あの人はお地蔵様だったんだ』と言われたそうです」
今回の津波でみちびき地蔵がどうなったかは不明だが、「丘の上にあるのできっと無事だと思うのですが 今度見てこようと思います」と話していた。    http://www.j-cast.com/



郡山市、独自に校庭の土を取り除く作業始める 校長「いち早い対応。
ありがたい」福島
 保護者の要望にこたえて、子どもの安全のために実施に踏み切りました。福島県の放射量の調査で数値が高かった学校について、郡山市は独自に校庭の土を取り除く作業を始めました。
 校庭の土を取り除くことになったのは、福島県の調査で放射線量の高かった郡山市内の28か所の小中学校や保育所です。27日は、外での活動が制限されている薫小学校で、重機などを使って土の表面を3センチ程度削り取る作業が行われました。
 「困った状態が続いていたけど、いち早く対応してもらい、ありがたい」(郡山市立薫小学校
森山道明校長)
 表面の土を取り除いた後、放射線量を計測したところ、およそ6分の1に下がるという結果が
出ました。 郡山市では連休明けにはすべての作業を終わらせたいとし、取り除いた土は処分場に埋められる予定だということです。              TBS News i



菅首相「今回の大震災は、想定したものをはるかに超えた大きさ。防災対策のあり方を見直す必要がある」
政府の中央防災会議が東日本大震災の発生後、初めて開かれ、菅総理は「大震災に対して十分な備えがあったかどうかを含めて、防災対策のあり方を大きく見直す必要がある」と強調しました。
 菅総理は「今回の大震災は、これまで予測、想定したものをはるかに超えた大きさだった」
と述べて、防災対策のあり方を大きく見直す必要性を強調しました。
 会議では、今回の大震災を受けて、各地で予想される地震の被害想定や地震、津波対策を検討し直すことを決定しました。学識経験者などによる専門調査会が5月中に検討を始め、秋ごろに結論をまとめることにしています。     TBS News i
(2ちゃんねるから)
政権交代が無ければ原発事故は無かった。・・・とは言い過ぎかも知れないが、
爆発事故(福島)と廃炉(浜岡)の明暗を分けたのは、確かだ。
40年越えの原発に稼働延長を認めた政府は民主党だけ。それ以前は40年未満で廃炉になっていた。 そもそも、初めて廃炉になった原発は東海原発で、1998年のこと。2009年の政権交代の前後では、
2008
年に、浜岡原発1号機2号機は廃炉が決まり、現在、廃炉の為の停止処理中。
2009
年に、敦賀原発1号機の廃炉が撤回され、6年稼働が延長された。(新設の3号機4号機の遅れが理由)
2010
年に、福島第一原発1号機と美浜原発1号機の10年稼働延長が許可された。(理由なし)
もし仮に政権交代がなければ、福島第一原発1号機は廃炉になり浜岡のように停止処理に入ってたかも知れない。 少なくとも自民党が稼働延長を決めたとなれば、マスコミ総出で叩かれ安全対策が強化されていただろう。
逆に、政権交代が2008年だったら、浜岡原発の廃炉は無く、浜岡でも原発事故が起きていた可能性は高い。
何しろ、鳩山政権が原子力安全委員長にした『班目春樹氏』は、浜岡原発訴訟で中部電力側の証人として、 浜岡原発は安全と説いた学者だ。班目が、差し迫った理由もなく福島第一原発の延長を認めたのも当然のことだ。
本来、原発の延長稼働を叩いていたマスコミも民主党になってからは何も言わなくなった。
2009
年の敦賀原発1号機の方針転換前後、自民党時代と民主党時代のマスコミの叩き方の違いは明らかだ。 社民党ですら大臣職という餌で、それまで敵視していた班目春樹氏を原子力安全委員長に認めてしまった。
単なる可能性の問題だが「政権交代さえ無ければ、もしかしたら」と思うと残念でならない。



20110426  脱原発、反原発論争を巡る議論
先ず推進派は原発のコントロール不能をどう考える。

「原子力の再開がなければ電力が不足し、被災地の復興もままならない」
日本原燃社長脱原発の論調を牽制
 日本原燃は25日、六ケ所村の本社で入社式を開いた。東日本大震災で新入社員らの引っ越しなどが 困難だったため、今月1日の予定を遅らせた。新入社員は昨年度より4人少ない89人で、県内出身者は 65人。原燃によると、福島第一原発の事故の影響で入社を取りやめた人はいないという。
 原子力への信頼が揺らぐ中、原燃自体も再処理工場の試運転終了にめどが立たない現状を抱える。川井吉彦社長は新入社員へのあいさつで、「資源のない我が国で原子力の必要性、再処理の意義は変わらない。志を持って仕事に励んでほしい」と語りかけた。
 新入社員を代表して仙台市出身の田村直之さん(25)は「原子燃料サイクルに携わることを誇りに思う。 原子力の信頼回復に全力を尽くす」と述べた=写真。「家族は原子力業界に進むことを少し心配していたが、 一生懸命やりたい」と話していた。
 また、川井社長はあいさつの中で、原発事故について「大量の放射性物質が放出し、極めて深刻」との 認識を示す一方、「原子力の再開がなければ電力が不足し、被災地の復興もままならない」と、「脱原発」の 論調を牽制(けん・せい)した。                                 asahi.com:「原子力の信頼回復に全力」-マイタウン青森

 先ずは前回のエントリー『原子力発電への思いと悔恨の念』をシリーズの1回目として、今後この議論に積極的に加わっていきたいと思います。
この日本原燃株式会社とは核燃料リサイクルの商業利用を目的として設立された会社です。
ウィキペディアからの引用
「核燃料のリサイクルには再処理事が必要となります。
全国の原子力発電所から出る使用済み核燃料の再処理役務を受託し、ウランとプルトニウム、高レベル放射性廃棄物に分離する事業である。ウランの一部は濃縮工場で再度濃縮され、残りのウランとプルトニウムの混合物は混合酸化物(MOX)燃料製造事業に送られ、高レベル放射性廃棄物は廃棄物管理事業に送られる。2008年1月現在では、フランスのSGN社(現在のCOGEMA社)の技術導入による800トンU/年の処理能力を持つ最初のプラントが完工しアクティブ試験(実際に使用済み核燃料の再処理をしながらの施設の試験)を行っている。)

事業別の年間売上高
事業年度   ウラン濃縮    廃棄物埋設   廃棄物管理   再処理            合計
05年度   352億円    75億円   105億円   530億円    1061億円
06年度   259億円    72億円   104億円  2746億円        3181億円
07年度     68億円     65億円   103億円  2668億円         2904億円
08年度    142億円     78億円    98億円  2736億円       3054億円
09年度     51億円    72億円   103億円  2629億円       2855億円
 この図表を見て頂きたい。2629億円ものお金が必要となっています。果たしてこのような莫大な金を使ってまでやるべき事なのでしょうか? これだけの資金があれば新しいエネルギー施設をつくり出すことは容易ではないかと素人目には思います。
さて、日本原燃の社長にお伺いしたい。そんなに原子力発電所が大事なら現在コントロール不能になっている状態をどのように考えるのか? 現在も放射性物質は大気中や海に垂れ流しとなっている。
それを止める有効な手段も持ち合わせていないのに、原子力の必要性を説いたところで一体誰が納得するというのか? 大気中の放射線量
が福島市は通常の50倍以上の日が続いています。私の家から500メートルも離れていない新浜公園の放射線量の数値が3.7マイクロシーベルト以上ということで、立ち入り禁止が文部科学省から昨日通達された。
福島市は通常の数値は0.04でした。現在、東京都などは通常の数値に戻っているようです。今回の原発事故の中で騒ぎ過ぎだなどという声も一部にはあるが、安全圏にいて何を言っても説得力はない。
現実に危険に晒され立ち退きや立ち入り禁止の場所がある以上、原発事故に関して責任ある言動が何よりも求められる。今回の日本原燃社長の言葉は余りにも無責任極まりないものです。
自分たちが設置して運営してきたモノが大震災に遭ったとしても、それをコントロール不能に陥ってしまい、どうすることも出来ない。そんな中で原子力の再開などとよくも言えたものである。そのような発言はきちんとコントロール出来る状態になってから発言すべきだ。
現在、反原発運動とそれに反対する運動が活発化する動きが見えます。左翼主導による反原発運動に対して、左翼が嫌いな国民がその活動に反対することは間違いだとは思いません。但し、そのことによって盲目的な原発推進派と見られることは避けなければならない。
何故ならばこれまで述べてきたようにコントロールも出来ない無様な状態にあることを決して認めることは出来ないからです。少なくとも放射性物質が外部に流出することを止めることも出来ないなどは最低な話であり、作り出しそれを運営してきたエンジニアは猛反省すべきではないか。
今回の発言は被災地の人達をまるで人質に取ったような発言で許し難い。前に紹介していますが、既に『復興構想会議』では原発抜きの復興計画が練られており、そのようなことも知らない上での発言であるなら愚かとしか言いようがありません。
私は「脱原発」「反原発」という立場より、もう日本では原子力発電所の建設は困難であり、定期検査後の再開にも時間がかかることが予想され、既に原発に未来はなく終焉を迎えることになるであろうという立場です。
よってこのような核燃料リサイクル事業は無駄であり、直ちに民主党は仕分けしてその予算を他の分野に回すべきです。
このように書くと貯め込んだ使用済み核燃料はどうするのだという議論が出て来ると思いますが、これについては地下深く貯蔵して、もしも問題が発生した場合には地上に放射能が漏れ出さない施設へと封印すべきです。
尤も現在の段階は青森に運ぶにしても冷やせないので、いつ高温になって溶け出すか分からないといった事態なのでしょうから、未来のことよりは現実に今起きていることに対して、どのような対策を講ずべきかにかかっているのです。
核燃料の再処理が出来なくなると核武装も出来ないという議論も目にしますが、では今日の状態で日本が核開発など出来るのでしょうか? 原発の事故処理さえも自国で出来なくて諸外国に頼んでいる国家が核武装など絶対に出来る訳がありません
では、日本の防衛はどうあるべきかについては、後日その対案を述べるつもりですので、ここで言及することはしません。今回はあくまでも原発の管理と溜まったその使用済み核燃料をどうするかの議論について述べています。
最後に私はこれまで原発は必要だと思っていました。核燃料リサイクルにも賛成しました。それは国が責任を持って安全であると言って来たからです。しかし、現実は違っていました。安全どころかコントロール不能に陥って、ただ放射性物質が外部に漏れ出ているのを見ているしかありません。
これは現在、原発の周辺で危険に晒されながらも必死で働いているエンジニアの人達に言うべき言葉でないことは百も承知です。だから余り口にはしたくはなかった。しかし、今回のこの日本原燃社長・川井吉彦なる人物の発言には許し難いものを感じたので、敢えて書かせて頂きました。  せと弘幸ブログ「日本よ、何処へ」


倒壊した建物からの石綿濃度は通常と変わらず 宮城、福島、茨城を調査
環境省は27日、東日本大震災で倒壊したビルや家屋などから大気中に飛散する恐れがある
アスベスト(石綿)について、宮城、福島、茨城3県のがれき仮置き場など計15カ所で大気中
濃度をサンプル調査した結果、全地点で通常の大気とほぼ変わらなかったと発表した。
 同省は、5月末にもほかの被災地を含めた本格調査に乗り出す方針。今回の調査では木くずや
砂ぼこり、乾いた汚泥など石綿以外の粉じんの飛散が確認されたことから、がれき撤去などの
作業時にはマスクを着用するよう呼び掛けている。
 サンプル調査は家屋の倒壊現場やがれき仮置き場、避難所周辺などで実施。濃度はすべての
調査地点で、大気1リットル当たり石綿繊維1本以下にとどまった。通常の大気中では0~1本とされる。
 環境省は近く、厚生労働省と合同で専門家による検討委員会を設置。今回の結果を踏まえた
本格調査の方法や、現場でがれき撤去作業に当たる人の健康被害防止などについて意見を求める。
                       西日本新聞  2011427


「復興を改革の契機に」 経済同友会代表幹事に長谷川氏
 経済同友会は27日に総会を開き、代表幹事に長谷川閑史武田薬品工業社長を選出した。長谷川氏は総会で、東日本大震災からの復興について「日本の改革の契機にしたい」と抱負を語り、同友会として各種政策提言の実行力を高めていく方針を示した。
 総会後の記者会見で長谷川氏は、福島第1原発の事故に関し「東電だけの問題ではない」と指摘、支援策によっては電力各社の社債格付けにも悪影響を及ぼし民間での原発運営が困難になりかねないとの懸念を示した。
 復興財源に関しては緊急性の低い予算を見直した上で、足りない部分には税金を当てることもやむを得ないとの考えを示した。その上で「直接税ではなく間接税がいいのでは」と消費税を当てることに理解を示した。
 同友会はこの日の総会で柏木斉リクルート社長、小林喜光三菱ケミカルホールディングス社長ら4人の新副代表幹事を選出。勝俣宣夫丸紅会長、芦田昭充商船三井会長ら6人の副代表幹事は退任した。              西日本新聞  2011427




土木施設の被害額1兆7千億円 11年、ほとんど大震災
 今年に入ってからの全国の自然災害による道路や港湾などの公共土木施設の被害額について、国土交通省が地方自治体からの報告を集計したところ、約1万4千カ所、1兆7200億円に上ることが27日、分かった。同省は「ほとんどが東日本大震災の被害とみられる」としている。
 被害報告額は15日時点の暫定値。東北地方の太平洋沿岸部など、被害状況を確認できていない地域が多いため、金額はさらに膨らむ見通しだ。
 被害額が大きかった東北3県では、仙台市を除く宮城が4400億円、岩手2600億円、福島2400億円。仙台市は2600億円だった。海岸や港湾、河川の堤防など、津波に伴う被害が目立つという。
 国交省は、被害報告のうち東北地方分について、県などからの災害復旧事業費の国庫負担申請を受け、5月10日から順次、災害査定を始める。被害規模が大きいことから、書面の簡素化などで作業を効率化する方針だ。            西日本新聞  2011427


0 件のコメント:

コメントを投稿