2011年4月22日金曜日

東日本大震災 東京電力福島第1原発 88



これから東日本大震災に関して、私の大先輩にあたる方がまとめた情報を発信します。
これらの情報は新聞、テレビのネット版、2ちゃんねる、またいろいろの人のブログから拾ったものだそうです。





東電、柏崎刈羽原発に防潮堤設置へ 「15メートルの津波に耐えられる」2011.4.21 23:45
東京電力は21日、柏崎刈羽原発(
新潟県柏崎市刈羽村)に、約15メートルの津波に耐えられる
防潮堤を平成25年までに設置すると発表した。福島第1、第2原発に最大14~15メートルの津波が押し寄せたことへの対応。大震災前は3・3メートルの津波を想定していた。
また、緊急時に原子炉や使用済み燃料プールの冷却水として使用する貯水池、水素の滞留による爆発を防ぐための原子炉建屋の天井部分への排出口の設置など、電源喪失時の安全対策を実施することも明らかにした。
東電はすでに、応急対策として、各号機の原子炉建屋や海水熱交換器建屋に海水が浸入するのを防ぐため、扉や配管の隙間を止水材で目張り。海抜約5メートルの1~4号機の原子炉建屋には、防潮壁設置も決め、10メートルの津波に耐えられるとしていた。   産経新聞




米エネルギー省 積算被ばく線量予想図公表 北西40-50kmで20ミリシーベルトの恐れ [11/04/20 09:49]★2
米エネルギー省は19日までに、福島第1原発の周辺地域に1年間とどまった場合の被ばく線量の予測
図を発表した。
原発から北西方向に40~50キロにわたり、1年間の積算線量が20ミリシーベルトを超える恐れがある地域が広がっている。航空機を使った観測データに基づくもので、人が屋内にいても被ばく量は減少しないと仮定して計算したとしている。
日本政府は、積算線量が20ミリシーベルトに達する恐れがある地域を「計画的避難区域」に指定する
ことを決めている。(共同) 産経ニュース(産経新聞) 2011/04/20 09:49


自衛隊員 被災者に暖かい食事配り、自分は冷えたレトルトカレーを飲む
「人員10万6250名、航空機497機、艦船49隻が活動中」。23万人の全自衛官の半数近くが、来る日も来る日も被災地に投入されている(※4月12日時点)。
かつての災害時には「自衛隊外し」すらあったことを思えば隔世の感があるが、それでもその活動が詳しく報じられることは少ない。彼らは今どんな思いで救助・支援活動をしているのか。震災直後から各地の派遣部隊に同行取材した、フォトジャーナリストの菊池雅之氏が被災地の自衛隊員の素顔をレポートする。
生き延びた被災者への支援も自衛隊の重要な任務だ。各所で風呂を開設したり炊き出しを行なったりといった活動をしている。
宮城県石巻市で捜索活動を実施している第44普通科連隊を取材した翌日、航空自衛隊の給養小隊が石巻市の沖合に浮かぶ網地島へ給食支援を行なうというので同行させてもらった。網地島は、地震発生直後より定期船がすべて運休しており、孤立している島の一つだ。
支援に使用するのは空自の双発ヘリコプターCH-47JA。同機は航空自衛隊の松島基地に待機していた。
この松島基地も津波によって甚大な被害を受けた。隊員も1名亡くなっている。日本が誇る最新鋭戦闘機F-2Bは、18機すべてが津波に流された。
この日、私を案内してくれたのは、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」の編隊長、安田勉3佐だった。
ブルーインパルスも松島基地所属だ。しかし、たまたま震災翌日に九州新幹線開業式典でデモフライトが予定されていたため、最寄りの芦屋基地で待機しており、被災を免れたのだった。
ヘリコプターは松島基地を離陸してから15分程度で網地島に到着した。機体後部のキャビンドアが開かれると、隊員たちは炊きたてのご飯や調理道具を降ろした。
保温容器に入れられた炊きたてのお米が島の女性たちの手でおにぎりになっていく。隊員も一緒に握る。みな笑顔で冗談も飛び出る。被災地でこうした笑顔を見たのは久しぶりだ。安田3佐が言う。
「今回の目的は炊き出しですが、ただお腹を満たすだけでなく、心も満たすことを目的にしています」
パイプ椅子に事務机という殺風景な青空食堂での実に質素な食事ではあったが、みな大きな口でおにぎりを頬張る。
「すいません、おにぎりもう1個もらえますか」と恥ずかしそうに申し出るお爺さんに、「どうぞ、どうぞ、何個でも食べてください。なんなら全部(笑)」と冗談を言う隊員。私も前日までの遺体捜索の取材で笑顔を忘れていたが、この時は自然に頬が緩んだ。
現地へと派遣された自衛官たち自身は、「天幕」と呼ばれる濃緑色のテントで生活を送っている。ストーブはあるが、朝晩の寒さはまだまだ厳しい。温かい食事はすべて被災者たちに配るため、隊員たちは冷えた缶詰などを食べている。
現地で、変わった食べ方をする隊員を見た。レトルトカレーを温めずに封を切り、まるでジュースのように直接飲み込む。それに続けて、レトルトのご飯を口の中に放り込んでいた。その様子をじっと見ていた私に気づいた隊員が笑いながら言う。「馴れれば、これはこれで美味しいですよ」
もちろん、風呂も被災者が優先だ。隊員たちは3日に1回入れればいい方だが、「被災者の苦労に比べれば……」と屈託がない。  朝になれば、再び隊員たちは遺体捜索や各種支援活動へと出かける。毎日、何体もの遺体に対峙する隊員たちの身体的精神的苦労は並大抵のものではないだろう。それでも、「誰かがやらなければ」と歯を食いしばり、被災者には笑顔で接する自衛隊員たちが、今日も東北各地での任務を続けている。(終)
SAPIO2011年5月4日・11日号




がれき除去や被災地パトロールなど、2万人の雇用確保の見通し…厚労省[04/21]
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東日本大震災で仕事を失った人に対する雇用対策を検討する会議が開かれ、厚生労働省は、被災地の自治体が行うがれきの除去に従事してもらうことなど、これまでの対策で、少なくとも2万人の雇用を確保できる見通しを示しました。
それによりますと、自治体が国の基金を活用して行うがれきの除去や、被災地のパトロールなどの事業に、被災者に従事してもらうことで、およそ1万1200人の雇用を確保するとしています。
また、国が、経済団体や人材派遣会社の団体に被災者を積極的に雇用するよう呼びかけた結果、全国のハローワークに被災者を対象にした求人が6400件余り寄せられているということです。
厚生労働省によりますと、これらの対策を併せて実施すると、すでに働いている人を含めて、
これまでの対策の結果、およそ2万人の雇用を確保できる見通しだということです。対策会議は、さらなる雇用の確保のため中長期的な雇用対策についても検討を進めることにしています。 NHK





日本人の美徳が景気後退を招く2011/4/22 0:00
2011年4月21日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
「花見戦争」は終わった。しかし、ほとんど風に散ってしまった繊細な桜の花びらとは違い、日本の長期的な復興のためにはお金を使うべきなのか、それとも節約すべきなのかという問題はまだ消えていない。
■自粛は善か悪か
 花見を巡るイデオロギーの衝突を見逃した方のために解説しておこう。最初の一撃を放ったのは、手に負えないほど意気軒高で、今月の選挙で4選を果たした石原慎太郎・東京都知事(78歳)だ。世界最大の大都市圏である東京では、桜の小さな花が咲き始めると、その下で宴会がにぎやかに催されるのが常だ。ところが石原知事は、大震災が起こって間もないこの時期に花見を楽しむのはけしからんとぶち上げた。 「桜が咲いたからといって、一杯飲んで歓談するような場合じゃない」。少し前に、今回の大震災は日本人の我欲に対する天罰だと発言していた石原氏は、こう語った。
 菅直人首相は石原氏のメッセージに即座に反論し、今こそ経済のためにお金を使い始めるべきだと主張した。与謝野馨・経済財政担当相も、「自粛」(日本人が先月の悲劇の後に進めた倹約や自制)は「みんなが不景気運動をしているみたいなもの」と苦言を呈した。津波に襲われた岩手県で日本酒を造る5代目蔵元の久慈浩介氏は、自粛が事業に悪影響を及ぼしていると話している。久慈氏がユーチューブに投稿し、日本のために花見で酒を飲んでほしいと訴えかけた動画は、50万人近くの人が閲覧した。
■勢い増す節約の精神
 結局、例年に比べれば小規模ではあったが、花見はあちこちで行われた。しかし、「自粛」すべきか、それとも通常通り消費すべきなのかという問題はまだしっかり残っている。議論は2つの観点から行われている。1つは純粋に経済的な観点、もう1つは、ほとんど哲学的な観点だ。
 まず、後者から見ていこう。1980年代のバブル期の行き過ぎた時代に一部の日本人が食べ物に金箔を振りかけていた時でさえ、社会は強い節度を保っていた。人々は依然、魚の骨をスナックとして食べ、自宅はセントラルヒーティングにせず、質素なアパートで場所を取らないように、足のない小ぶりなアイロン台を使っていた。
 「我々は子供の頃から、一粒一粒のお米に対し、農家の人に感謝しなさいと教えられてきた」。公務員のチバ・アキラ氏はこう話す。「無駄遣いには違和感を覚える」
 節約しようとする衝動、無駄遣いをせず、欲しがらないという気持ちは、震災後に勢いを取り戻した。駅では、人々が重い荷物を引っ張って、動いていないエスカレーターを上る。節電の名の下に、冷蔵庫のドアは控えめに開ける。多くの人は豪華なレストランを避ける。ほかの人が避難所で苦しんでいる時に、そうした場所で食事をするのは不適切に思えるからだ。
■巨額の復興費用の財源は
 日本が回復を遂げても、あまり贅沢でない暮らしをおくろうとする傾向は完全には消えないのではないか。既に盛んな「スローライフ」運動は、震災後に控えめな生活を垣間見たことで勢いづく可能性が高い。
 日本政府も国の生産高を測る別の方法を見つけるかもしれない。例えば、日中に行われる野球の試合は、本当に球場の照明を煌々とつけたナイトゲームよりも国内総生産(GDP)への寄与度が小さいのだろうか。
 しかし、自粛対消費の議論には、もっと差し迫った、明らかに経済的な側面がある。JPモルガン証券のチーフエコノミスト、菅野雅明氏は、政府は今年、既に予算計上された92兆円の歳出に加えて、緊急補正予算で14兆円の支出を承認すると見ている。
 破壊的な被害を受けた東北のインフラを再建するために巨額の追加資金が必要になることは、誰も疑問視していない。問題は、どうやってそのカネを払うか、だ。日本の財務省の官僚たち(禁欲的な自粛支持者も大勢いる)は、ほかの分野での歳出削減や特別復興税を財源の一部にしたいと考えている。
■「経済再浮揚のチャンス」
 野村グループのチーフエコノミスト、ポール・シェアード氏は、それは愚かなやり方だと言う。日銀が、既にかなりの量に上っている流通市場での国債買い取りを増やせば、日本はデフレから脱却し、経済を再浮揚させる「絶好のチャンス」を手に入れるというのが同氏の主張だ。
 シェアード氏は、一般的な認識に反して、日本は借金を負っていないと指摘する。逆に日本は世界第2位の債権国で、毎年GDP比3%前後の経常黒字を出して、外国資産の保有高を増やしている。
 周知の通り、GDPの200%に迫る日本の債務総額は、政府が自国の民間部門に借りたものだ。ギリシャ、あるいは米国とは異なり、日本の債務問題は「家族の問題」というのだ。
■国民のムードが決め手
 日本経済に手助けが必要なのは確かだ。4月のロイター短観--トムソン・ロイターが毎月集計する調査で、日銀の企業短期経済観測調査(短観)と同様な傾向を示す--は過去最大の落ち込みを記録し、28ポイント低下してマイナス13となった。
 今週発表された統計からは、消費者心理が急激に冷え込んだことがわかる。2011年度の経済成長のコンセンサス予想は、震災前の1.6%から0.4%へ悪化した。
 HSBCのシニアエコノミスト、フレデリック・ノイマン氏は、国民のムードが決め手になると指摘する。「物理的なインフラの破壊よりも、災害が国民の精神に与えた傷跡の方が大きい」
 自粛は傷跡であり、理想でもある。自制の動機である称賛すべき感情に異議を唱える人はまずいないだろう。今の状況を一言で表せば、「私を高潔にしてください。ただ、今はまだ早すぎます[注]」。
[注]古代キリスト教の神学者アウレリウス・アウグスティヌスが捧げたとされる祈りの言葉
By David Pilling
(翻訳協力 JBpress
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国に浸水や地盤沈下した土地の"買い上げ"要求へ--岩手県大槌町 [04/22]
今回の大震災で、市街地の大半が壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町は、浸水した土地を再び利用できる状態に戻すには、町の財政では厳しいとして、国が土地を一時的に買い上げ、町とともに復興を進めるよう要望する方針を決めました。
岩手県大槌町は、市街地の大半が壊滅的な被害を受け、677人が死亡したほか、1000人余りが行方不明になっています。町役場も130人余りいた職員のうち、町長が死亡したほか、4分の1に当たる34人が死亡したり、行方不明になったりして機能が大きく損なわれました。
こうした状況のなか、大槌町は、震災で海水をかぶったり、地盤沈下したりした土地を整備して、再び利用できる状態に戻すには、町の財政では厳しいとして、被害を受けた土地を国が一時的に買い上げ、町とともに復興を進めるよう要望する方針を決めました。被災地の自治体が、浸水した土地の買い上げを国に要望することにしたのは、大槌町が初めてです。
大槌町の東梅政昭副町長は「浸水して塩分を含んだ土地をそのままの状態で活用するのは難しく、国に買い上げてもらうのがいいと思う。今後、国と協議を進めていきたい」と話しています。
http://www3.nhk.or.jp



震災で傷ついた日本経済から富を奪っていく海外投機筋の手口 [04/22]
震災により、日本経済は阿鼻叫喚の様相を呈した。だが、そうしたパニックの中で、巨額の儲けを手にした連中がいる。ゲームのように市場を翻弄して、日本の国富を奪っていく蛮行を、金融ジャーナリストの小泉潔氏が報告する。
為替市場にも仕掛けはあった。日経平均が8227円を記録した2日後の317日早朝。1ドル=7625銭を記録し、これまでの最高値が更新された。この時間帯にミソがあった。
外為ディーラーの経験を持つ三宅輝幸・和光大学名誉教授が言う。
「ニューヨーク、ニュージーランドのウェリントン、シドニー、東京と24時間為替市場は開いているが、ニューヨークが引ける日本時間の朝方5時頃は取引量が少なくなる。その時間帯を狙って投機筋が動いたのでしょう。
  市場には急激な円高の理由として、生保や損保が災害に際して海外資産を売って円に替える『リパトリ』(本国への資金還流/repatriation)が広がったから、という観測が一時流れましたが、それすら投機筋が市場に流した間違った言説だった可能性はある」
  実際、午前6時前には1ドル=79円台だった相場は、たった20分で3円以上円高に振れている。ここで狙われたのはFX(外国為替証拠金取引)に参加する多くの個人投資家だった。1995年に記録した7975銭という最高値のラインが抵抗線となるなどの考えから、円安に戻すと見込んでドル買い・円売りポジションを持っていた個人投資家が狙い撃たれたのだ。
  FXは先物と同様、レバレッジを利用して少額の資金で大きな額の取引ができる。その代わり、予測と逆に為替が振れれば損失は大きく膨らみ、強制的にロスカット(損切り)されることもある。
「ここまで円高が進んだら自動的に損失を確定する」というストップロス注文も少なくない。大幅な高値更新はないと踏んだ彼らの心理を嘲笑ったのは、やはり海外の投機筋だった可能性が高い。そうして個人投資家は否応なしに損失を確定させられる状態に追い込まれた。
旧大蔵省OBはこう語る。
「自見庄三郎金融担当相、与謝野経財相以下、緊急事態という認識が全くない。 新たなルールや規制を設けることを何よりも早く考えるべきで、それをわからない大臣などいらない
海外投機筋は、今も虎視眈々と日本のマネーや優良企業の経営権を狙っている。円高から一転、ジワジワと進む円安も不気味だ。日本が大きく傷ついた震災の中、我が国から富を奪っていく連中に、屈してはならない。   SAPIO201154日・11日号




岩手・宮古に到達した津波、時速115キロで押し寄せていた
東日本大震災で岩手県宮古市の重茂半島を襲った津波は、時速約115キロの猛スピードで押し寄せていたことが、岩手県立博物館(盛岡市)の大石雅之首席専門学芸員が入手した連続写真の分析で分かった。
写真は大震災当日の3月11日、重茂半島の川代地区の漁港を撮った67枚。地元の植物研究家大上幹彦さんが撮影。地震発生から約23分後の午後3時9分ごろから潮位が上がり、同12分に漁港の防波堤が水没したが、同16分には水位が下がって再び姿を見せている。
しかし、同18分、沖の岬の部分に白波が現れ潮位が再び上昇。津波が猛スピードで岸に到達した。津波が岬から海岸に達するまで約25秒なので速度は時速約115キロになる。
重茂半島の姉吉地区では、陸地の斜面をさかのぼった津波の高さ(遡上(そじょう)高)が過去最大規模の38・9メートルに達している。    産経ニュース 2011/04/22[00:24:01.44]

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