2011年4月4日月曜日

東北地方太平洋沖地震 東京電力福島第1原発 43



これから東日本大震災に関して、私の大先輩にあたる方がまとめた情報を発信します。
これらの情報は新聞、テレビのネット版、2ちゃんねる、またいろいろの人のブログから拾ったものだそうです。





福島原発で不明の20代東電社員2人、遺体で発見

2011.4.3 11:55
東京電力は3日、福島第1原子力発電所4号機タービン建屋で行方不明になっていた同社社員2人が遺体で見つかったと発表した。東電によると、死亡が確認されたのは、福島第1原発第1運転管理部の小久保和彦さん(24)と寺島祥希さん(21)。
2人は3月30日午後、4号機タービン建屋地下1階で発見された。現場は放射性物質で汚染された水がたまっており、1人は水面に浮いた状態で見つかった。翌31日に運び出して除染作業を行い、4月2日に死亡確認と家族との対面が行われたという。
2人は震災当日の3月11日、4号機タービン建屋地下1階の調査に行ったまま行方不明になっていたという。死因は多発性外傷による出血性ショックで、死亡推定時刻は3月11日午後4時ごろ。津波に巻き込まれたとみられる。
東電の勝俣恒久会長は「地震・津波に襲われながらも発電所の安全を守ろうとした若い社員を失い痛恨の極み。深くご冥福をお祈りする。二度と悲劇を繰り返さないことを誓い、福島第1原発の事故収束に向け全身全霊をかたむけていく」 とコメントした。              産経


2011/04/03() 14:19
東電職員?それとも・・・・・
東電が自分の所の社員だけは美談に仕立て上げた模様だ。
東電の行方不明になっていた社員二人が死んだという。30日に、一人は水に浸かっていたのに死亡推定時刻がかっちり出ていて(311日の16時)、放射能は除染したという・・・30日にわかっていたのに今日まで発表を延ばしたのだという・・・
でも、これ、東電が発表しただけだろ・・・誰も見てない。
福島県警がなぜその二人だけを死体処理したのかも謎だ。福島第一原発の周りには死体がたくさんあるのに。しかも、20日も水に浸かっていたのに死亡推定時刻その他がきっちり出るものかねぇ。「時計が止まっていたから」とか言う理由だろうな。
水に浸かっていた死体の死亡推定時刻を、20日も前の16時なんて、そんなに厳密に特定できないだろう。「医師の話」と報道には出ていたが、それは誰か。借金はないか。検死官は関係者に東電がいないかなど、すべて疑う必要がある。
なにせ、佐藤栄佐久が完全にはめられたくらいなのだ。佐藤栄佐久の娘は東電の社員だったんだぞ。それでも、原発に反対したからハメたのが東電だ。それくらいの会社なのに、たかが末端社員2名の話をここまで持ち上げるとは、おかしい。
ところで、411日の19時頃、郡山の寿司屋で、2名の福島第一原発の職員が酒を飲んでいたのは間違いない。これは「横浜のマムシ」が確認していることだ。で、肝心の二人の面割りだが・・・今はいわない。こういうふうになると、元の文章を読んでいないバカが謝罪だの何だのと叫ぶが、誰も断定してないのでまずよく読め。それに、元々東電の人間なんだったら、死のうが何しようが責任があるのが当たり前だ。そうそう、ツイッター上では美談になっているというが、そのツイッターの本当の出元は誰かなど、確認することはたくさんある。つまらぬ偽善心を人に当てる前に、まずは状況を読め。
はっきり言って、一報を聞いたこっちが驚いた。「もし行方不明の二人が郡山に来たのと同一人物なら殺されるんじゃないか」と思っていたが・・・該当人物なのか違うのかわからないが、目撃者の安全確認、身柄保護などもこちらは課題に入って来る。
それと・・・ネットで昨日今日うち関係のサイトを見て、しかもロクに文章も読まずに騒ぐどこのバカかわからん奴からのメールは見ないので、謝罪だの鼻毛だのしろって騒ぐのは2ちゃんねるででもやってストレスを解消しといてくれ。それと・・・ニュースをいちいちメールしてくる人がいるが、全マスコミが出しているような公開情報はもらっても見ないので送らないでください。
東電があれだけ嘘ついていたのに、なんで職員二人が死んでいた話は全部額面通りに受け取るんでしょうね。ほんと、みんなおめでたい・・・あの日あの店にいた二人は別人だったのか、だったとすればそれは誰か。いずれにしろ、指紋が残っている。ただ、捜査は難しいだろうな・・・まぁ、この情報も「商流」というのがある。出元の意向もあるし、目撃者の命のことも考えなくてはならない。
仮の話だが、「いやぁ、処理しました。でも、金で済ましてください。殺しはしないから」といわれたら、みんなを説得してその話を飲むしかない。当たり前だが、原発にいる作業員なんてのは指がねえとか人殺しとか、そんなのの集まりだ。そいつらの中に跳ねっ返りがいたとすれば、関係者の命があぶない。狙われたら、警察なんて一ミリもアテにならない。みんなの命を守れる保証は何もない。(二階堂)


April 2011. A2 sends: High quality, detailed video of the plant shot on 24 March 2011: http://www.youtube.com/watch?v=M22Gt4sswEA  (430939
     上記には福島第一原発の様子が鮮明に写っています。無人ラジコン航空機で撮影したもの。



2011/04/03() 02:21
フランスのぼったくり作戦・・・・?それとも・・・・
<NNNさんより>さて先日、フランス大使公邸においてサルコジ大統領を迎えたレセプションがありました。出席者によるとサルコジ大統領を支持しないフランス人も情報交換のため多く集まったそうです。午後2時~3時の予定でしたが1時間以上遅れて到着、ブーイングで迎えられ、謝罪も無く演説を始めたそうです。その後菅総理との会談のため早々に退室したとのことです。何しに来たって、原発処理の売り込み。困っているところに来て高値でモノを売るのは日本では嫌われるのにわかってませんね。
翌日の各紙朝刊を読みますと「福島第1原発 汚染水処理 仏が協力」とありましたが、皆様が仰っている「ぼったくり」でしょうか?


2011/04/03() 04:09
こんな話もあった
ある食品会社の知り合いより。以下メール。
 「内閣府が「水の買占め」に入りました。これを巡って多くのブローカー、怪しげな輩が通産省、農水省をウロウロ!500ミリリットル、最低1本10円ハネたとして、今売買されているのは10万本単位。100万円にはなります。早めに「安全宣言」を出そうとしている内閣、その裏で「水の買占め」。何か動きがヘンですよ。忙しそうに「議員秘書」達が動き回っています。ラベルの印刷工場が被災して、ラベルを印刷しなくても良いとの事。賞味期限どころか産地まで偽装されそうです。(中国製の「水」だったりして)」>
こういう輩を見付けたら、判明次第、個人情報を書いて携帯番号を晒し血祭りにあげようと思っている今日この頃・・・(二階堂)


インドネシアの毛布を「仕様が合わない」と断り、タイのもち米5千トン支援も黙殺日本政府の対応に不満の声

震災を伝える海外メディアの報道では、福島第1原発事故が長期化、深刻化するにつれ、東京電力や日本政府の対応を批判する記事が増えている。特に「指導力の欠如」が問題視されている。
東南アジア各国が申し出たさまざまな人的、物的支援が、日本側の事情で遅れたり足止めされるケースも相次ぎ、戸惑いの声が出ている。(中略)
3月13日に福島県相馬市に派遣されたシンガポールの救助隊は16日には帰国の途へ。原発事故で日本政府から退避を勧告されたためだが、シンガポール政府関係者は「被災地で実質的な活動はできなかった」と明かす。
タイは日本人の口に合うようにとタイ米1万トンのほか、もち米5000トンを送る計画だったが「輸送先などの明確な返答がなく」(タイ外務省当局者)支援を断念した。
インドネシアは毛布約1万枚を送ったが「(毛布の厚みなど)仕様が合わない」と日本側から説明され、準備し直した。インドネシア国家災害対策庁は「日本は自然災害で外国からの支援を受けた経験が乏しい。受け入れルールもなく対応が難しいようだ」と話した。
外務省によると、これまでに134の国・地域と39の国際機関が支援の意思を表明したが、日本が受け入れた国・地域と機関は約30にとどまる。支援を断られた国からは「一括した受け入れ窓口がなく、
情報が錯綜(さくそう)している」と日本の混乱ぶりに不満も出ている。 産経新聞 

ベトナムの学生が義援金募る[04/03]

東日本大震災で被災した人たちを支援しようと、ベトナムで日本語を学ぶ学生たちが日本語の歌謡コンクールを開き、義援金を募りました。
3日にハノイで開かれた催しには、日本語を学ぶ中高生らおよそ500人が参加しました。催しでは、まず、「震災の困難を乗り越えて、日本の子どもたちが1日も早く学校に戻れますように」という手紙が読み上げられ、お見舞いと激励のメッセージを記した千羽鶴が日本の大使に贈られました。続いて、「世界に一つだけの花」や「おもちゃのチャチャチャ」などおよそ30曲の日本の歌がベトナムの学生たちによって次々と披露され、見事なハーモニーと工夫を凝らした衣装や踊りに、盛んな拍手が送られていました。また、義援金の呼びかけも行われ、会場では訪れた人たちが次々と募金していました。参加した女子学生は「みんな、頑張って。どんな困難も乗り越えてほしいです」と話していました。
NHK
ニュース: 201143 1455



東電へ2兆円融資、銀行団も背水の陣--メガ銀3行、年間純利益に匹敵する規模 [04/03]

三井住友銀行など8金融機関が、東日本大震災で原子力発電所事故などを起こした東京電力に2兆円の融資を実行した。発電所の復旧や燃料費などの運転資金に充てるためだが、3メガ銀の融資額は3000億~6000億円と年間の連結純利益に匹敵する規模。東電の賠償責任などが不透明ななか、銀行団も背水の陣で臨む。
金融機関が東電から2兆円の巨額融資の打診を受けたのは震災発生から1週間たった18日。3連休明けの22日には、融資にほぼ応じる方向でまとまっていた。これほどの巨額融資が短期間でまとまったのは、政府の強い働きかけがあったからだ。
「社会的責任だと思って融資に応じてくれ」。ある主要行は金融当局や与党幹部から再三の働きかけがあったと明かす。銀行側も「そもそも全面支援するしかない」(主力行首脳)と即断した。東電はこれまで、銀行融資よりも社債やコマーシャルペーパー(CP)による資金調達を優先してきた。しかし震災被害や原発事故で社債のスプレッド(国債利回りに対する上乗せ幅)が大幅に上昇。銀行団にも「このままでは金融資本市場が決定的に傷んでしまう」という危機感があった。
融資条件も無担保で期間310年と破格。市場の不安を鎮めるための見せ金としても「十分効果があるはず」(メガ銀幹部)だった。各行は「原子力損害の賠償に関する法律(原賠法)」も読み込み、同法の規定によって「異常に巨大な天災」による事故は電力会社の賠償責任にならないとも踏んでいた。
ただそんな見通しと決断はあっさり揺さぶられる。政府・与党が、被害者救済は「一義的には事業者の責任」(文部科学省原子力課)との論調に傾いたからだ。背景には東電の責任問題に敏感な世論への配慮がある。
融資日の直前には与党政治家らが「東電国有化論」を唱え、巨額融資を準備していた銀行株が大幅下落する事態にも陥った。ある大手信託銀は融資前日に予定額を半分に減額。「オールジャパン体制が崩れかねない。政治家は無邪気すぎる」と大手行幹部は嘆く。
ある主要行は会社更生手続きが終結した日本航空向けの特別チームを改組して東電チームを立ち上げた。日航は公的資金の枠組みを活用したが、借り入れや社債発行額がケタ外れに大きい東電は、極めて繊細で慎重な議論が必要になりそう。「カネ以上に知恵を出さなければならない」と主要行はスクランブル体制だ。 日経ヴェリタス2011年4月3日付


日本経済界が中国国家事業への協力に慎重論=35年前に大地震、液状化も懸念-経済界[04/02]

中国が国家事業と位置付ける環境配慮型の工業団地・都市計画「曹妃甸工業区」の開発協力について、日本の経済界で慎重論が台頭していることが2日、明らかになった。現地の河北省唐山市で35年前に大地震が起きており、同市の臨海部に造成される曹妃甸工業区は再び地震が起きると液状化現象の被害も懸念されるためだ。日中両国が経済分野の「協力の要」(温家宝首相)と期待する事業は、頓挫する可能性も出てきた。
曹妃甸工業区は、水循環設備や次世代送電網など環境・省エネルギー重視のインフラを整えて巨大な工業団地や都市を2020年までに造る計画。中国は、日本企業の環境・省エネ技術に関心を寄せ、3月に来日した趙勇・河北省副省長が改めて協力を要請。5月中旬に日本経団連の米倉弘昌会長が訪中し、開発の方策を論議する予定だ。
ただ、日本の経済界では東日本大震災を受けて、内外の工場立地や災害対策の見直しが加速している。鉄資材の加工工場や倉庫が集中する、千葉県浦安市の埋め立て地に立地する「浦安鉄鋼団地」で地割れの被害が出たことなどで、液状化への警戒感も改めて広がった。
 曹妃甸をめぐっては、1976年に死者24万人超の唐山大地震が発生したことへの不安が一部で浮上。東日本大震災で拠点立地の選別・見直しが急務となる中、過去に大地震が起きたことのある地域での工業団地・都市開発事業について「日本企業の積極進出は困難」(経団連関係者)との意見も強まっている。 jiji.com: 2011/04/02-15:49



入院中の清水正孝社長、退院や職務復帰のめどなどは立っていない 

社長復帰めど立たず=東電
東京電力は2日、入院中の清水正孝社長について、「高血圧やめまいの症状が続いており、退院や職務復帰のめどなどは立っていない」との見方を明らかにした。
清水社長は3月29日に本社内で体調を崩し、都内の病院に入院。その後、東電では勝俣恒久会長が陣頭指揮に当たっている。(2011/04/02-14:49 時事通信 


放射能海洋汚染半世紀健康被害なくても拭えぬ不信[11/04/03]

放射性物質の流出として過去最悪とされる海洋汚染は、1960年代から70年代にかけて英国の核燃料再処理工場から起きた。周辺漁場で取れる海産物に今、基準を超える汚染は見られない。だが、廃液は今も海に流され続け、住民や周辺諸国は不信をぬぐえずにいる。
白いカモメの群れが高い煙突をかすめて飛ぶ。英北西部のセラフィールド。絵本「ピーターラビット」の故郷として観光人気の高い湖水地方から西へ約40キロ、アイリッシュ海に面した敷地に、再処理施設がたち並ぶ。
1950年代前半には、軍事目的で再処理が実施されていた。以来半世紀、再処理に伴い、放射性物質を含む廃液を海に流し続けてきた。濃度は70年代がピーク。その後は処理技術が向上したため、近年は100分の1以下になっている。
海洋汚染が発覚した80年代以降、付近の海岸は一時立ち入り禁止になっていた。放射性を帯びた溶液漏れ事故もしばしば起き、運営会社による事故隠しも浮上。批判が高まった。そのつど英政府は「健康に影響はない」と説明したが、アイリッシュ海がつながる北海に面したノルウェー、アイスランドは海産物の汚染を心配し、操業停止を求めている。特に対岸のアイルランドは毎年、魚介類などの放射能を測り、漁民の健康調査をしている。
これまで、健康への影響は立証されていない。だが、ノルウェーのソールハイム環境担当相は「セラフィールドで爆発や火災が起きたら、わが国の環境はチェルノブイリ原発事故の7倍の影響を受けるだろう」と国民の不安を代弁する。 沿岸はエビやタラ、カレイの宝庫。「廃液は海で拡散するから、大丈夫だ」と英国漁業者連盟の北西地区議長ロン・グレアムさん(66)は請け合う。
それでも実際の汚染とは別に、風評被害が起きた。英国名物フィッシュ・アンド・チップス(魚とジャガイモのフライ)の店が「アイリッシュ海の魚は使いません」と張り紙を出したこともあったという。
グレアムさんは、福島原発事故の影響で「日本の漁師たちが、風評被害を受けないか、心配だ」と顔をくもらせた。
セラフィールドでは1万人が働く。原子力は、ほかにさしたる産業のない地域の大黒柱といえる。
地元で表だって批判を唱える人はわずかしかいない。 だが、この地方の公衆衛生を統括するジョン・アシュトン博士は「住民の胸には不安感がよどんでいる。そのいくばくかは原子力産業の秘密体質に由来する」と語る。セラフィールドの環境団体COREの代表マーティン・フォーウッドさん(70)は
「微量とはいえ、汚染魚を食べ続けたら、将来どうなるかわからない」と話した。(セラフィールド=橋本聡)
魚介類、健康心配ない水準に
セラフィールド再処理工場から、最も高い濃度の放射性物質が海に排出されていたのは、1970年代だった。
英スコットランド政府の報告書などによると、濃度が高いところでは、セシウム137で海水1リットル当たり12ベクレル以上の地点もあった。80年代以降は、放射性物質の排出は大きく減り、2007年には0.2ベクレルに下がった。
福島第一原発事故の影響では、3月30日に原発から30キロ沖合の地点でセシウム137が1リットル当たり8.5ベクレルを記録した。これは、70年代のセラフィールドの値に迫り、現在の42倍の濃度になっている。
セラフィールド近海では現在、「フィッシュ・アンド・チップス」の材料になるタラから、1キロ当たり10ベクレルのセシウム137が検出されている。他の魚類や貝類、甲殻類、海藻からも1キロ当たり約1~8ベクレル検出され、セシウム以外の放射性物質も複数、検出されている。日本の魚や肉の基準は1キロ当たり500ベクレルだ。
英環境省などによると、セラフィールドの漁師らが近海の魚介類を口にすることで受ける被曝(ひばく)線量は、1970年代中頃には年約3ミリシーベルトに達し、80年代前半まで1ミリシーベルトを超えていた。最近は約0.16ミリシーベルト程度で、健康への影響は心配ないレベルだという。
asahi.com


被災地の男性ボランティア  生理用品など女性用の支援物資突き返す

「被災者たちを助けたい」と、すぐに行動を起こしたものの、その行為を取りまとめる国や公的機関の
心ない対応に憤りを感じた人たちがいる。都内を拠点に活動する女性社長・A子さんもそのひとりだ。
大震災発生から2日後の313日深夜、A子さんは、支社と実家がある仙台へとマクロバスを走らせた。
積んだ物資は、粉ミルクやオムツ、ナプキン、女性用長靴、靴下など赤ちゃんや女性用のものが中心だ。
しかし、現地でA子さんを迎えたのは、そんな要望はないんだよなという心ない言葉だった。そう判断されたのは、ボランティアをまとめる立場に男性が多いことが理由のひとつとしてあげられる。
被災地の避難所でボランティア活動をする女性はいう。
「送られてきた物資を受け取る担当は、中年の男性が多いんです。この前は、ムートンのブーツが
支援物資として送られてきたんですが、ムートンを知らなかったらしく、そんなものは、いらないと返してしまっていました。ムートンは、温かくて長靴より重宝するのに
ほかの避難所では、女性用の下着ですら受け取らないところがあるとさえ聞きました」
ボランティア活動に女性の視点を入れることの大切さを説く専門家も多いのが現状だ。A子さんが支援に訪れたのは、実家や支社がある仙台市だけではない。いまでは原発問題で一部自主避難要請地域となっている福島・いわき市、津波で町民の半数が避難した宮城・南三陸町、2100人以上が亡くなった石巻市など。そのいずれの場所でも、行政の壁を感じたとA子さんは話す。「100個の物資を持っていっても、その避難所に101人の人がいたら受け取ってもらえない。それは、ひとつのポテトチップスを3人で分け合っているような避難所でもそう。行政は公平が前提なんです」 逼迫している人たちを前にしても、杓子定規な決まり事を守ろうとする行政。A子さんの言葉には、憤りを通り越した無念の思いがにじんでいた。 http://www.news-postseven.com



海外メディア 「日本人賞賛」の後に菅政権・東電バッシング

海外メディアが今回の大震災を報道する中で、世界の人たちは、すっかり忘れかけていた日本と日本人をつぶさに観た。震災の映像を見ながら、副産物的に生の日本人を再確認したのだ。 そして、九死に一生を得た人たちの表情、しぐさ。悲しみを必死に耐えながら、秩序正しく、冷静さを保っている日本の被災者たちの姿に各メディアは賞賛の声すらあげた。 
ところが、316日頃からこうした報道のトーンは大きく変わってきた。在米ジャーナリストの高濱賛氏が報告する。 日本国民一般を褒めまくった海外のメディアは、316日以降、菅政権、とくに原発の状況を説明する政府当局者や東京電力に怒りの矛先を向けてきた。
緊急事態宣言が出された福島第2原発の1号機をめぐる対応で、後手後手に回る菅政権。それに噛み付いたのは、フォックス・ニュースが特派したアンカーマン、ジミー・コルビー記者だ。
「周辺住民に対する避難範囲が10km圏から20km圏とコロコロ変わったり、実際に爆発が起きてから
発表まで2時間もかかったり、危機管理がちぐはぐだ」
英エコノミスト誌は317日付の社説で「原発事故による排出放射能は日本政府の発表より強いものにみえる。日本の原子力産業には隠蔽と無能力の長い歴史がある。今回の東京電力の対応はその過去の行動をなぞっている」と、日本政府批判への口火を切った。
メディア報道は各国の国民を刺激、自国政府や国際機関に鋭い目を向け始めた。米政府は、316日、在日大使館を通じ、福島第1原発の半径80km以内の米国民に退避勧告を出し、大使館職員の家族らの自主的な国外退避を認めた。
一方業を煮やした国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は急遽訪日し、菅首相に対して「情報を最大限出し、透明性をもって世界に伝えて欲しい」と迫った。 http://www.news-postseven.com/


東京電力や日本政府の対応を批判する記事が増えている特に「指導力の欠如」が問題視される

震災を伝える海外メディアの報道では、福島第1原発事故が長期化、深刻化するにつれ、東京電力や日本政府の対応を批判する記事が増えている。特に「指導力の欠如」が問題視されている。東南アジア各国が申し出たさまざまな人的、物的支援が、日本側の事情で遅れたり足止めされるケースも相次ぎ、戸惑いの声が出ている。 産経ニュース 2011/04/03[16:04:01.44]

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