2011年3月25日金曜日

東北地方太平洋沖地震 東京電力福島第1原発 ⑳



これから東日本大震災に関して、私の大先輩にあたる方がまとめた情報を発信します。
これらの情報は新聞、テレビのネット版、2ちゃんねる、またいろいろの人のブログから拾ったものだそうです。







自民・石破氏 「首相が視察する場合、それが被災者への支援にプラスに
なる必要がある」
自民党の石破茂政調会長は21日夜の記者会見で、菅直人首相が同日予定していた東日本大震災の
被災地視察について「受け入れる側が視察に忙殺されて困窮者への支援がおろそかになってはいけない」
と述べ、慎重に実施すべきだとの考えを強調した。
同時に「首相が視察する場合、それが被災者への支援にプラスになる必要がある」と指摘。次回視察に 関しては「首相が行くというのはそれだけ重いことだと認識して日程を組むものと期待する」と語った。
東京電力福島第1原子力発電所の事故をめぐる原子力損害賠償法による国の賠償については「金額も異例になることが予想される」と、党として対応方針を検討する考えを表明。被災地支援に米軍以外の外国の軍隊を受け入れることに対しては「軍隊でない方々の支援とは性質を異にする。主権国家として何でもいいという判断にはならない」と述べた。           ▽産経ニュース


消防庁隊員に対し「速やかにやらなければ処分する」発言は海江田経産相 石原都知事、菅首相に抗議 [03/21]★7
東京都の石原慎太郎知事は21日午後、首相官邸で菅直人首相と会い、福島第1原発での放水作業を
めぐり、政府関係者から東京消防庁ハイパーレスキュー隊幹部に対して「速やかにやらなければ処分する」との圧力的発言があったとして、抗議した。石原氏によると、首相は「陳謝します。大変申し訳ない」と述べた。都関係者は、発言は海江田万里経済産業相からあったとしている。
石原氏は会談後、記者団に「現場の事情を無視して、(放水作業を)速やかにやれ(と指示があった)。
やらなければ処分する、ということを上から言ってはいけない」と強調。さらに、「担当大臣か何か
知らないが、恐らく上から来るのだろう。そんなばかなことを言ったら戦が戦にならない。絶対言わせ
ないでください」と首相に申し入れたことを明らかにした。
また、同隊が使用した放水車の連続放水能力は4時間が限度だったが、政府側の指示で7時間連続で
放水したため、石原氏は「(機械が)完全に壊れた」と説明した。一方、枝野幸男官房長官は同日午後の記者会見で「これから調査する」と述べるにとどめた。      ▽時事ドットコム


「言葉にできない。ありがとう」 石原都知事、感極まり言葉詰まらせる 放水活動の消防隊員に謝辞[03/21 21:35]★3
 福島第1原発事故で放水活動を行って帰京した東京消防庁ハイパーレスキュー隊員らの活動報告会が21日、東京都渋谷区の消防学校で行われた。石原慎太郎知事は参加した115人を前に感極まり、何度も言葉を詰まらせながら感謝を述べた。
「みなさんの家族や奥さんにすまないと思う。ああ…、もう言葉にできません。本当にありがとうございました」。隊員からの活動報告を受けた石原知事は、涙を隠さず、深々と礼をした。
石原知事は、被曝(ひばく)覚悟の活動を「まさに命がけの国運を左右する戦い。生命を賭して頑張っていただいたおかげで、大惨事になる可能性が軽減された」と称賛。さらに、「このすさんだ日本で、人間の連帯はありがたい、日本人はまだまだすてたもんじゃないということを示してくれた。これをふまえて、これにすがって、この国を立て直さなければいかん」と声を震わせた。
活動報告会に参加した隊員の一人は「あの強気の知事が涙を流して礼を言ってくれた。上から物を言うだけの官邸と違って、われわれのことを理解してくれている。だから現場に行けるんだ」と話した。
▽ソース (産経ニュース) 2011.3.21 21:35 


日本の原発、「海依存」が弱点 冷却に構造的課題
編集委員 滝順一 (日経新聞)

 福島第1原子力発電所での放水作業を指揮した東京消防庁の緊急消防援助隊の警防部長は「海からの取水場所を探すのに苦労した」と記者会見で明らかにした。原発施設の浜側は津波が押し上げた泥などで一面が覆われ、作業が困難だったらしい。
福島第1原発はいま、眼前にある海から切り離されてしまっている。海に依存するという日本独特の原発のありようが、今回の大事故の根っこにある構造的要因だ。
 欧米の多くの原発で、外観を見てだれの目にも印象的なのは、白い蒸気を上げる巨大な冷却塔だ。1979年に炉心溶融事故を起こした米スリーマイル島原発も例外ではない。こうした原発では川からくみ上げた水で原子炉などを冷やす。温かくなった河川水をそのまま川に戻すわけにはいかないから、冷却塔で空気で冷やしてから戻す。そこには空冷の仕組みがある。
 日本の原発に冷却塔はない。原発で発生した余分な熱は海水で取り除き、巨大な自然の放熱器である海に流し込む。完全な水冷方式である。だから、すべての原発は海岸に立地する。誤解のないように言い添えれば、通常は海水で直接原子炉を冷やすのではない。真水の冷却水で原子炉を冷やし、熱くなった冷却水の熱を海水で取り除く仕組みだ。
 こうした構造であるから、海水を取り込めなくなると、原子炉を冷やせなくなる。福島第1で起きた電源の全喪失という事態は、冷却水を冷やす海水ポンプも動かなくなったということだ。詳しい情報が表に出ていないようだが、仮に海水の取水施設に大きな損傷があれば、所内電源が回復し冷却装置が動き出しても、冷却水を冷ます海水の確保に苦労する事態も考えられる。
 御巣鷹山に墜落した日本航空ジャンボ機は、飛行に不可欠な補助翼を動かす複数系統の油圧装置を備えていた。安全のために冗長性を持たせていたのだ。しかし、すべての油圧配管が尾部では同じ場所を通っていた。このため、後部圧力隔壁の破壊によってすべての油圧系が破損し、操縦不能に陥った。
 福島第1も、複数の緊急冷却装置や多数の非常用電源を備え、原子炉を多重的に守っていた。しかし、海にすべて依存する冷却システムという基本構造が損なわれると、たちまち機能不全に陥った。
 同原発の建設にかかわった専門家が「冷却塔があれば」と漏らしたという話を人づてに聞いた。仮定の話が許されるなら、福島第1の原子炉のいくつかを空冷にしていたら、事態は違ったかもしれない。もっとも、それは選択の外だったろう。原子炉を効率的・経済的に冷やせる海を前に立地しながら、わざわざ巨大な冷却塔を建てる必要を、事業者も規制官庁も考えなかったに違いない。
 冷却が日本の全原発に共通する構造的な弱点であることが、今回の事故でわかった。重要なのは、これをどう生かしていくかだ。
 今回の原発事故では「想定外」という言葉が繰り返し使われている。しかし、想定できなかったということは、防災や原子力安全にかかわる行政や事業者、科学者や技術者の能力不足を意味する。原発が津波に弱いのではないかとの指摘も、これまでなかったわけではない。誠実に耳を傾け、想定してみる意欲・能力に欠けていただけだ。
 宮城県沖では、繰り返し地震が起きることが知られており、政府の地震調査研究推進本部も30年以内に99%の確率で発生を予測していた。ただし、それはマグニチュード(M)7級であり、東日本大震災を引き起こしたM9の巨大地震ではなかった。
 M9巨大地震が、予測の範囲にあったM7級地震を包含するものなのか、別物なのか、地震の本体についての解明はこれから進むだろう。とりあえず現時点で言えば、政府予測はまったくはずれたと断じざるを得ない。むしろ、この海域で起きうる地震の大きさを過小評価し、必要十分な防災対策を講じる妨げになった恐れがある。
 日本の地震学は阪神大震災に有効な警告を出せず、今回も世間の目をミスリードした。「想定外」は責任の免罪符にはならない。

雨中に放射性ヨウ素と放射性セシウム、1都9県で検出 
 文部科学省は21日、雨水やほこりなどの中に含まれる放射性ヨウ素や放射性セシウムの検出量を発表した。
放射性ヨウ素は首都圏を中心に1都9県で検出され、茨城県では1平方キロ・メートルあたり9万3000メガ・ベクレル(1平方メートルあたり9万3000ベクレル)を検出した。高い数値となったことについて同省では、雨で空中に漂っていた放射性物質が地上に落ちてきた可能性があるとみており、「雨水に触れた程度では、直ちに健康に影響はない」としている。
調査は各都道府県で20日午前9時から21日午前9時まで行われた。放射性ヨウ素は、山形県でも1平方キロ・メートルあたり5万8000メガ・ベクレル(同5万8000ベクレル)が検出されたほか、岩手、埼玉、栃木、東京、群馬、千葉、新潟、秋田でも観測された。放射性セシウムでは、茨城で1平方キロ・メートルあたり1万3000メガ・ベクレル(同1万3000ベクレル)を観測したほか、山形、埼玉、岩手、東京、栃木、群馬、千葉で検出した。 (2011年3月22日01時10分 読売新聞)




 今月11日に日本の東北・関東地方を襲った大地震で、韓国人の死亡者が新たに確認された。外交通商部(省に相当)は21日、宮城県名取市に住むLさん(62)が死亡したことが分かった、と発表した。Lさんは韓国政府が成立した1948年以前から日本に住んでおり、韓国国籍を維持したまま「特別永住者」として日本に居住していた。なお、今回の大地震による韓国人の死者は計3人となった。
金真明(キム・ジンミョン)記者
記事入力 : 2011/03/22 09:08:20 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版




風邪などへの通常医療が必要 イスラエル先遣隊

 東日本大震災で被災した宮城県栗原市に入ったイスラエル緊急医療チーム先遣隊のアリエル・バル医師は21日、現地では「風邪やインフルエンザ、発熱などに対する通常の医療」が必要とされていると報告した。イスラエル放送の電話取材に語った。 イスラエル政府は先遣隊の調査に基づき、近く本隊を派遣する。バル医師は、震災による重症者は既に病院に搬送されており、必要なのは比較的軽症の患者への治療だと指摘。被災地では医師が足りず、燃料不足も深刻だと述べた。(共同2011.3.21 22:20



東北新幹線「安全神話」は健在 想定超えた地震でも脱線防ぐ
2011.3.22 05:00 産経BIZ
 東日本大震災では鉄道、港湾、道路など主要な交通インフラに大きな被害が発生し、現在も復旧作業が続いている。JR東日本は、大きな余震がなければ東北新幹線の盛岡-新青森間の運転を23日から再開する見込みだが、全線再開の見通しは立っていない。設計上の想定を超える今回の大地震と巨大津波の発生で、あらゆるインフラ技術が根幹からの見直しを迫られるのは必至だ。ただ政府がインフラ輸出を成長戦略に掲げる中、高速走行中の列車が脱線しなかった新幹線はかろうじて「安全神話」の面目を保った。
前触れ検知停止  那須塩原-新青森間で運転見合わせが続く東北新幹線は、昨年12月に新青森まで開業、3月5日には最新鋭のE5系車両「はやぶさ」の運転が始まったばかりだった。
 東日本大震災が発生した11日午後2時46分。「はやて」など走行中の東北新幹線各車両は、地震の前触れとなる初期微動を検知して、本格的な揺れが始まる前に停止動作に入っていた。現状の最高速275キロで走行している場合、「停止には4キロメートルの制動距離が必要」(JR東関係者)で、この間に脱線すれば大きな被害につながる可能性があった。
 実際、2004年に発生した新潟中越地震では、上越新幹線の「とき325」8両が脱線。乗客、乗員にけがなどはなかったが、過去に乗客の死亡につながる重大事故を一度も起こしていない新幹線の「安全神話」に大きな疑問が投げかけられた。
 しかし今回の東北新幹線の場合、車両は無事に停止し、地震発生から8時間以上が経過した午後11時頃に、乗客を乗せた11本すべてで脱線が生じていないことが確認された。その後の調査で、試運転中の無人車両1本が、仙台駅構内で脱線していたことが判明したものの、高速走行中の脱線という最悪の事故は回避された。
苦い教訓生かした JR東によると、中越地震以降、技術チームは地震の初期微動検知から停車動作に入るまでのわずかなタイムラグの短縮に取り組んできたという。その結果、動作を1秒短縮できる新システムを開発し、09年までに東北新幹線の車両すべてに、このシステムを導入していた。
 同社は「なぜ脱線が防げたのかは、時間をかけた調査・分析が必要。直下型だった中越地震とは揺れの質が違う可能性もある」(関係者)としているが、中越地震を教訓とした新システムは脱線の回避に少なからず貢献したとみられる。
 温暖化対策や新興国のインフラ整備で、国際的に高速鉄道の導入計画が相次ぐ中、「最大級の震災を受けても脱線しなかった点は、新幹線の評価につながる可能性もある」(シンクタンクの研究員)という。
 一方で、東日本大震災は新幹線の安全運行を支える地上設備にも大きな爪痕を残した。
 地震の被害は、線路や高架橋など地上設備だけで約1100カ所。JR東によると、車両や信号に電気を送る架線の断線が470カ所、電柱の損傷も470カ所に上る。レールがゆがむなど線路の損傷も約20カ所に及び、全線再開のめどが立たない状況には、地震に対する鉄道インフラの脆弱性を指摘する声も上がっている。
 JR東は、川崎重工業などと米カリフォルニア州の高速鉄道計画への参加に意欲を示しているが、今後の新幹線輸出に向けては、運行を支える各種設備の耐震性や、早期復旧の危機管理といった総合的な安全対策ノウハウの信頼性も問われそうだ。(高山豊司)

福島第1原発の廃炉、申し上げる段階にない=東京電力副社長

[東京 21日 ロイター] 東京電力の武藤栄副社長は21日夜、記者会見し、事故が相次ぐ福島第1原子力発電所を将来的に廃炉とするかどうかの判断について「一刻も早く発電所を安定な状態に持っていくことが一番大事。それ以降のことは、現時点では申し上げる段階にはない」と述べ、明言を避けた。
福島第1原発の将来的な扱いをめぐっては、枝野幸男官房長官が20日の会見で、断定的なことを言うのは難しいとしながらも「客観的状況として、福島第1原発が再び稼動できるような状況であるかないかは、ある意味ではっきりしている」と述べ、廃炉の可能性に言及していた。
この発言について、東電の武藤副社長は「我々は、将来このプラント(福島第1原発)をどうするかという以前に、やることが事業者としてある。それより一歩先に出て、いろいろお考えになった発言だと思う」との見方を示した。 (ロイタードットコム)


「あのタイガーだろうか」 朝起きたら車3台燃料満タン 灯油も 岩手県山田町の避難所

津波で壊滅的な被害を負った岩手県山田町の避難所で、被災者の車3台の燃料が一夜にして満タンとなり、
灯油缶2個も置かれていたことがわかった。 被災者から「燃料が足りなくて困っていたのでありがたい。あのタイガーマスクだろうか」との声も上がっている。
避難所は、町の高台にあり、約170人が避難している織笠コミュニティセンター。避難生活している男性が18日朝、車のエンジンを掛けたところ、残りわずかだったガソリンの計量針が満タンの位置を指した。同じような車が他に2台あった。車は前夜に止められ、鍵はかけていなかった。
また、センターの玄関先には20リットル入り灯油缶2個も置かれていた。18日はまだ、ガソリンや灯油の供給が不足し、被災者の多くは車の使用を控え、避難所では、ストーブの使用を夜間に限るなどしていた。
センターの支援にあたっている地元消防団分団長の昆(こん)定夫(さだお)さんは、「きっとタイガーマスクが
助けてくれたのでしょう。灯油はさっそく使わせていただきました」と話している。  読売新聞 

0 件のコメント:

コメントを投稿